ユーロの行方

ユーロの行方

ユーロの行方

先週は欧州PIIGSの信用不安を背景に対ドルは1.37台から1.32台、対円は114円台から110円台まで大幅に下落した。アイルランドに対する金融支援が正式に承認されたが、アイルランドの銀行再編をめぐる不透明感は払拭されず、国債利回り格差やCDSは過去最高を更新中。また危機がポルトガルやスペインに伝播するリスクも高まっており、ユーロは引き続き下値を模索する展開か。

 

木曜日のECB理事会では政策金利据え置きが確実視されているが信用不安が高まるなかトリシェ総裁の会見が出口戦略にどう言及するか注目される。

代表的な地政学リスクは紛争にあり

地政学リスクは、地政学的な問題により世界経済に波及するリスクをいう。アフガニスタンの対テロ戦争、チェチェン紛争、北朝鮮の核開発問題などがあり、これらに関して大きな出来事が起こると、マーケットにも大きな影響を及ぼすことがある。2010年の世界経済の動向も引き続き十分注視していかなければな.らない。地政学的リスクの問題は、冷戦体制崩. 壊以降、世界の政治的、軍事的安定性が大き く変化してきた証左である。唯一の超大国として一極集中化していた米国が、経済危機に見舞われ世界の警察官的な役割を果たせなくなっていることからますます、地政学リスクは高まっていくだろう。
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